人間ドック栄養指導に於ける嗜好食品の検討

近年飽食時代の新しい栄養失調時代とも言われる背景には,種々の要因が考えられるが嗜好食品の過剰摂取による影響が無視出来ないと考えられ,実態を調査し,嗜好食品と肥満度,血清脂質等について検討した。 (対象と方法)S62年4~2カ月間の人開ドック受診者男性136名,女性214名の350名で平均年令男性50.2歳,女性45.9歳で,食事診断表にさらに問診,指導を加え,嗜好品からの摂取エネルギーが1日80KCal以上を4群と80KCal以下の非摂取群とし5群に分類した。 (結果)嗜好品摂取群,非摂取群との摂取エネルギーの差はほとんどなかったが,肥満との関係,血清脂質への関係は無視出来ず,今後さらに食事指...

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Published in健康医学 Vol. 3; no. 1; pp. 118 - 121
Main Authors 大下, 清美, 湯川, 和子, 大西, ゆかり
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本人間ドック学会 1988
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ISSN0914-0328
2186-5019
DOI10.11320/ningendock1986.3.1_118

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Summary:近年飽食時代の新しい栄養失調時代とも言われる背景には,種々の要因が考えられるが嗜好食品の過剰摂取による影響が無視出来ないと考えられ,実態を調査し,嗜好食品と肥満度,血清脂質等について検討した。 (対象と方法)S62年4~2カ月間の人開ドック受診者男性136名,女性214名の350名で平均年令男性50.2歳,女性45.9歳で,食事診断表にさらに問診,指導を加え,嗜好品からの摂取エネルギーが1日80KCal以上を4群と80KCal以下の非摂取群とし5群に分類した。 (結果)嗜好品摂取群,非摂取群との摂取エネルギーの差はほとんどなかったが,肥満との関係,血清脂質への関係は無視出来ず,今後さらに食事指導や検討が必要と考えられる。
ISSN:0914-0328
2186-5019
DOI:10.11320/ningendock1986.3.1_118