CT・X線画像と臨床所見を組み合わせたESWLアウトカム予測
現在,尿管結石の破砕治療として主に体外衝撃波結石破砕術(Extracorporeal Shock Wave Lithotripsy:ESWL),経尿道的結石破砕術(Transurethral Lithotripsy:TUL)が主要である.ESWLはTULに比べ侵襲性が低いが,結石の破砕に失敗する場合がある.そのため,医師は結石のCT画像や臨床所見に基づいてESWLとTULの適用を決定しなければならない.治療方針決定の際に,ESWLの成否を予測することが有用である.本研究では,従来の臨床所見の因子と結石のCT画像に加えて,より解像度が高いX線画像から抽出した画像特徴量を組み合わせた,機械学習によ...
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Published in | Transactions of Japanese Society for Medical and Biological Engineering Vol. Annual61; no. Abstract; p. 150_2 |
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Main Authors | , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
公益社団法人 日本生体医工学会
2023
Japanese Society for Medical and Biological Engineering |
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Summary: | 現在,尿管結石の破砕治療として主に体外衝撃波結石破砕術(Extracorporeal Shock Wave Lithotripsy:ESWL),経尿道的結石破砕術(Transurethral Lithotripsy:TUL)が主要である.ESWLはTULに比べ侵襲性が低いが,結石の破砕に失敗する場合がある.そのため,医師は結石のCT画像や臨床所見に基づいてESWLとTULの適用を決定しなければならない.治療方針決定の際に,ESWLの成否を予測することが有用である.本研究では,従来の臨床所見の因子と結石のCT画像に加えて,より解像度が高いX線画像から抽出した画像特徴量を組み合わせた,機械学習によるESWLの成功・失敗(アウトカム)の予測を提案した.アウトカムの成功をESWL後の残石の長径が4mm未満として,2クラス分類の予測精度検証の結果,最大でAccuracy: 0.897,AUC: 0.890が得られた. |
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ISSN: | 1347-443X 1881-4379 |
DOI: | 10.11239/jsmbe.Annual61.150_2 |