接触型ウェアラブルセンサのノイズと装着感の低減を目的とした基礎研究
医療生体情報は安静状態か拘束された制約下での計測が必須であり、計測時の環境が与える計測結果への影響は必要悪として無視されている。我々は装着感のない接触型センサを開発しており、計測による制約から解放することで外乱のない計測結果を得られるだけでなく、これまで安定計測できなかった睡眠・食事・運動時などあらゆる場面で生体情報を取得することを目的するものである。開発したシステムと既存のセンサとで生体に与えるストレス影響を循環生理学的に比較してその装着感を定量的に評価する。本研究により全生活時間のビッグデータを取得し、この情報を元に新たな医療機器・ヘルスケアデバイスを開発することが最終目標である。本発表で...
Saved in:
Published in | Transactions of Japanese Society for Medical and Biological Engineering Vol. Annual57; no. Abstract; p. S36_2 |
---|---|
Main Authors | , , , , , , , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
公益社団法人 日本生体医工学会
2019
Japanese Society for Medical and Biological Engineering |
Online Access | Get full text |
ISSN | 1347-443X 1881-4379 |
DOI | 10.11239/jsmbe.Annual57.S36_2 |
Cover
Summary: | 医療生体情報は安静状態か拘束された制約下での計測が必須であり、計測時の環境が与える計測結果への影響は必要悪として無視されている。我々は装着感のない接触型センサを開発しており、計測による制約から解放することで外乱のない計測結果を得られるだけでなく、これまで安定計測できなかった睡眠・食事・運動時などあらゆる場面で生体情報を取得することを目的するものである。開発したシステムと既存のセンサとで生体に与えるストレス影響を循環生理学的に比較してその装着感を定量的に評価する。本研究により全生活時間のビッグデータを取得し、この情報を元に新たな医療機器・ヘルスケアデバイスを開発することが最終目標である。本発表では、3つの拠点で実施した、筋電・心電・温度・心拍を対象としたセンサの開発と装着感の評価に関する報告を行う。 |
---|---|
ISSN: | 1347-443X 1881-4379 |
DOI: | 10.11239/jsmbe.Annual57.S36_2 |