機能性近赤外分光装置のためのソフトウェア開発の現状と将来展望

本稿では、fNIRSのソフトウェア開発について、現在の研究動向と今後の展望を述べる。代表的なfNIRSソフトウェアとして、頭皮血行動態ノイズの低減、頭皮-皮質相関の解析、部分光路長の推定技術に関わるソフトウェアを紹介し、それぞれのトピックに関する今後の展望を述べた。また、筆者らが開発しているfNIRS解析用ソフトウェアプラットフォームOpen PoTAToの概要を紹介した。さらに、ソフトウェアに関連する話題として、fNIRSのデータフォーマットの最新状況を整理し、医療応用のためのデータフォーマットに関する提言をした。...

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Bibliographic Details
Published inTransactions of Japanese Society for Medical and Biological Engineering Vol. Annual60; no. Abstract; p. 96_1
Main Author 川口, 拓之
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本生体医工学会 2022
Japanese Society for Medical and Biological Engineering
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ISSN1347-443X
1881-4379
DOI10.11239/jsmbe.Annual60.96_1

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Summary:本稿では、fNIRSのソフトウェア開発について、現在の研究動向と今後の展望を述べる。代表的なfNIRSソフトウェアとして、頭皮血行動態ノイズの低減、頭皮-皮質相関の解析、部分光路長の推定技術に関わるソフトウェアを紹介し、それぞれのトピックに関する今後の展望を述べた。また、筆者らが開発しているfNIRS解析用ソフトウェアプラットフォームOpen PoTAToの概要を紹介した。さらに、ソフトウェアに関連する話題として、fNIRSのデータフォーマットの最新状況を整理し、医療応用のためのデータフォーマットに関する提言をした。
ISSN:1347-443X
1881-4379
DOI:10.11239/jsmbe.Annual60.96_1