子豚の末梢血好中球機能に及ぼす活性卵白粉末の投与効果(短報)

子豚に活性卵白粉末(AEWP)2mg/kgまたは100mg/kgを1回経口投与すると, 投与1日後に末梢血好中球のラテックス粒子に対する貪食能を充進した. とくに, 100mg/kg投与では貪食活性が5日間持続した. AEWP30mg/kgを1週間経口投与すると, 投与期間中, 貪食能を亢進した. また, 投与中止後10日目の再投与により, 貪食能を亢進した. 以上の成績から, AEWPの経口投与は, 非特異的免疫能の増強効果を有することが明らかになった....

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published inJournal of Veterinary Medical Science Vol. 55; no. 5; pp. 899 - 900
Main Authors 荒木, 誠一, 木村, 誠, 鈴木, 護, 藤木, 昌俊
Format Journal Article
LanguageEnglish
Published 公益社団法人 日本獣医学会 1993
Online AccessGet full text

Cover

Loading…
More Information
Summary:子豚に活性卵白粉末(AEWP)2mg/kgまたは100mg/kgを1回経口投与すると, 投与1日後に末梢血好中球のラテックス粒子に対する貪食能を充進した. とくに, 100mg/kg投与では貪食活性が5日間持続した. AEWP30mg/kgを1週間経口投与すると, 投与期間中, 貪食能を亢進した. また, 投与中止後10日目の再投与により, 貪食能を亢進した. 以上の成績から, AEWPの経口投与は, 非特異的免疫能の増強効果を有することが明らかになった.
ISSN:0916-7250
1347-7439
DOI:10.1292/jvms.55.899