豚および牛から分離された Actinomyces pyogenes によって産生されるプロテアーゼのザイモグラムによる解析

Actinomyces pyogenes のプロテアーゼをザイモグラムによって解析した. ゼラチンを基質とした時, 分子量69, 59, 55 kDaのプロテアーゼが豚および牛由来株に共通して検出された. さらに, 豚由来株では108 kDa, 牛由来株では102 kDaのプロテアーゼが認められた. これらのプロテアーゼはCaイオン依存性と思われた. カゼインを用いた時, 69, 59, 55 kDaのバンドのみ認められた. これらのプロテアーゼの活性はPMSF, DFPによって阻止された....

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Published inJournal of Veterinary Medical Science Vol. 57; no. 5; pp. 977 - 979
Main Authors 竹内, 正太郎, 海藤, 敏雄, 東, 量三
Format Journal Article
LanguageEnglish
Published 公益社団法人 日本獣医学会 1995
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Summary:Actinomyces pyogenes のプロテアーゼをザイモグラムによって解析した. ゼラチンを基質とした時, 分子量69, 59, 55 kDaのプロテアーゼが豚および牛由来株に共通して検出された. さらに, 豚由来株では108 kDa, 牛由来株では102 kDaのプロテアーゼが認められた. これらのプロテアーゼはCaイオン依存性と思われた. カゼインを用いた時, 69, 59, 55 kDaのバンドのみ認められた. これらのプロテアーゼの活性はPMSF, DFPによって阻止された.
ISSN:0916-7250
1347-7439
DOI:10.1292/jvms.57.977