北ロシアの婚礼における花嫁の過渡

ロシアにおいて葬礼の際に「泣き歌」と言われる挽歌が歌われます。興味深いのは、婚礼においても「泣き歌」が歌われると言う事です。発表者はこの葬礼と婚礼の泣き歌の類似点を研究しています。その中で共通する点は、泣き歌において歌われる主人公が「死」(花嫁の場合は仮の死)を迎えると言う事です。花嫁が持つ「過渡的特性」を軸に、花嫁がどのように過渡儀礼を迎え、それが終わるのか、今回の発表で述べたいと思います。...

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Published in日本文化人類学会研究大会発表要旨集 p. 17
Main Author 山口, 涼子
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本文化人類学会 2010
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ISSN2189-7964
DOI10.14890/jasca.2010.0.17.0

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Summary:ロシアにおいて葬礼の際に「泣き歌」と言われる挽歌が歌われます。興味深いのは、婚礼においても「泣き歌」が歌われると言う事です。発表者はこの葬礼と婚礼の泣き歌の類似点を研究しています。その中で共通する点は、泣き歌において歌われる主人公が「死」(花嫁の場合は仮の死)を迎えると言う事です。花嫁が持つ「過渡的特性」を軸に、花嫁がどのように過渡儀礼を迎え、それが終わるのか、今回の発表で述べたいと思います。
ISSN:2189-7964
DOI:10.14890/jasca.2010.0.17.0