ビデオ・テープ・レコーダ

テレビ放送技術分野で久しくその成果が期待されていたビデオ・テープ・レコーダは, 1956年4月アメリカのAmpex社でその実用化が発表され, デモンストレイションの結果は全くスタジオ番組の画像と変らない良質の結果が得られたので, 各国テレビ放送事業者間に一大センセイションを巻き起し, わが国の放送業者の間でも深い関心が払われていた.今年4月以降OTV, NHK, KRT, に輸入され, 実際放送プログラムに実用化され目のあたりにその再生像を見る機会を得て, 再びその性能の素晴しさに驚嘆し, ビデオ・テープ・レコーダ・ブームを現出した.以下この分野の技術的展望に一瞥を加えて見よう....

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Published inテレビジョン Vol. 12; no. 8; pp. 346 - 358
Main Author 鈴木, 桂二
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 映像情報メディア学会 1958
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Summary:テレビ放送技術分野で久しくその成果が期待されていたビデオ・テープ・レコーダは, 1956年4月アメリカのAmpex社でその実用化が発表され, デモンストレイションの結果は全くスタジオ番組の画像と変らない良質の結果が得られたので, 各国テレビ放送事業者間に一大センセイションを巻き起し, わが国の放送業者の間でも深い関心が払われていた.今年4月以降OTV, NHK, KRT, に輸入され, 実際放送プログラムに実用化され目のあたりにその再生像を見る機会を得て, 再びその性能の素晴しさに驚嘆し, ビデオ・テープ・レコーダ・ブームを現出した.以下この分野の技術的展望に一瞥を加えて見よう.
ISSN:1884-9644
DOI:10.3169/itej1954.12.346