客観的指標を用いた学生の障害イメージの検討 3学年間の比較検討

〔目的〕学生が抱いている障害イメージについて,客観的指標を用いて検討することを目的とした.〔対象〕理学療法学科学生163名(1年生47名,2年生56名,3年生60名)とした.〔方法〕脳血管障害者に対する学生のイメージを改訂版Barthel Indexで点数化させ,学年間の相違を統計学的に検討した.〔結果〕BI総得点は学年間に差はなく,学生が自立のイメージである項目は「食事」で,要介助のイメージは「入浴」であった.「食事」,「装具の装着」,「入浴」,「浴室・浴槽への移動」,「車椅子で50 m以上移動」は学年間でイメージの差があった.〔結語〕学生の障害イメージには学習進捗の影響が少ない内容と学習進...

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Published in理学療法科学 Vol. 28; no. 2; pp. 269 - 272
Main Author 佐藤, 仁
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 理学療法科学学会 20.04.2013
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ISSN1341-1667
2434-2807
DOI10.1589/rika.28.269

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Summary:〔目的〕学生が抱いている障害イメージについて,客観的指標を用いて検討することを目的とした.〔対象〕理学療法学科学生163名(1年生47名,2年生56名,3年生60名)とした.〔方法〕脳血管障害者に対する学生のイメージを改訂版Barthel Indexで点数化させ,学年間の相違を統計学的に検討した.〔結果〕BI総得点は学年間に差はなく,学生が自立のイメージである項目は「食事」で,要介助のイメージは「入浴」であった.「食事」,「装具の装着」,「入浴」,「浴室・浴槽への移動」,「車椅子で50 m以上移動」は学年間でイメージの差があった.〔結語〕学生の障害イメージには学習進捗の影響が少ない内容と学習進捗が影響する内容があることが示された.
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.28.269