片脚着地時の体幹肢位が膝関節角度と筋活動に及ぼす影響 男女間の比較
〔目的〕体幹肢位および性別が片脚着地時の膝関節角度や筋活動に及ぼす影響を明らかにすることである.〔対象〕健常大学生40名とした.〔方法〕自然で楽な姿勢,体幹屈曲位,右側屈位での高さ40 cmの台からの片脚着地動作を行い,この時の膝関節屈曲と外反角度,およびhamstrings / quadriceps ratio (HQR)を,これらの体幹肢位間および男女間で比較した.〔結果〕他の肢位に比べ体幹屈曲位では膝関節屈曲角度,HQRが有意に高く,体幹右側屈位では膝関節外反角度が有意に大きかった.女性では男性に比べ膝関節外反角度が有意に高く,HQRが有意に低かった.〔結語〕体幹肢位,性別は片脚着地時の...
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Published in | 理学療法科学 Vol. 29; no. 6; pp. 955 - 959 |
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Main Authors | , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
理学療法科学学会
2014
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Subjects | |
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ISSN | 1341-1667 2434-2807 |
DOI | 10.1589/rika.29.955 |
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Summary: | 〔目的〕体幹肢位および性別が片脚着地時の膝関節角度や筋活動に及ぼす影響を明らかにすることである.〔対象〕健常大学生40名とした.〔方法〕自然で楽な姿勢,体幹屈曲位,右側屈位での高さ40 cmの台からの片脚着地動作を行い,この時の膝関節屈曲と外反角度,およびhamstrings / quadriceps ratio (HQR)を,これらの体幹肢位間および男女間で比較した.〔結果〕他の肢位に比べ体幹屈曲位では膝関節屈曲角度,HQRが有意に高く,体幹右側屈位では膝関節外反角度が有意に大きかった.女性では男性に比べ膝関節外反角度が有意に高く,HQRが有意に低かった.〔結語〕体幹肢位,性別は片脚着地時の膝関節角度と筋活動に影響を及ぼし,前十字靱帯損傷の一要因であることが示唆される. |
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ISSN: | 1341-1667 2434-2807 |
DOI: | 10.1589/rika.29.955 |