理学療法学生のプロフェッショナリズムの分析 日伊の理学療法学生へのアンケート結果を比較して

〔目的〕本調査では日伊の理学療法学生を比較して,日本の理学療法学生のプロ意識の特徴を明らかにする.〔対象〕日本(63名)とイタリア(35名)の理学療法学科の学生を対象とした.〔方法〕5段階リッカート尺度の質問紙(19カテゴリ46項目)を用いて「理学療法士としてプロであるためにはどの程度当てはまる必要があるか」を質問し,各項目に対して統計学的比較を行った.〔結果〕14カテゴリ26項目に有意差が認められた.〔結語〕幼少期からの学習形態の違いや理学療法カリキュラムの違いによって自己学習に相当するプロ意識に差異をもたらしているのではないかと推察され,科目教育と臨床教育の乖離を埋め合わせる必要がある....

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Published in理学療法科学 Vol. 29; no. 4; pp. 615 - 620
Main Authors 井関, 茜, 沖田, 一彦, 島谷, 康司
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 理学療法科学学会 2014
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ISSN1341-1667
2434-2807
DOI10.1589/rika.29.615

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Summary:〔目的〕本調査では日伊の理学療法学生を比較して,日本の理学療法学生のプロ意識の特徴を明らかにする.〔対象〕日本(63名)とイタリア(35名)の理学療法学科の学生を対象とした.〔方法〕5段階リッカート尺度の質問紙(19カテゴリ46項目)を用いて「理学療法士としてプロであるためにはどの程度当てはまる必要があるか」を質問し,各項目に対して統計学的比較を行った.〔結果〕14カテゴリ26項目に有意差が認められた.〔結語〕幼少期からの学習形態の違いや理学療法カリキュラムの違いによって自己学習に相当するプロ意識に差異をもたらしているのではないかと推察され,科目教育と臨床教育の乖離を埋め合わせる必要がある.
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.29.615