小豆を使用した温罨法の快適性および持続性の検討

小豆を用いて冷めても不快感や重たさを感じない安定性のある温罨法を作製し,快適性および持続性を検討した.対象は健常男女40例で無作為に小豆パック群20例とバスタオル群20例の2群に分けた.従来のバスタオルを利用した温罨法に比べ,小豆を使ったものは皮膚温,快適性,重量感において勝っていた.終末期の患者,腹部膨満感のある患者には小豆を使った温罨法が適しているが,加熱時間や貼付部位の考慮が必要と思われた....

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Published inThe Medical Journal of Matsue City Hospital Vol. 9; no. 1; pp. 23 - 26
Main Authors 真壁, 法子, 永島, 早苗, 渡部, ひとみ, 野々村, 美穂, 古賀, 美紀, 岩倉, 良子
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 松江市立病院 2005
Matsue City Hospital
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Summary:小豆を用いて冷めても不快感や重たさを感じない安定性のある温罨法を作製し,快適性および持続性を検討した.対象は健常男女40例で無作為に小豆パック群20例とバスタオル群20例の2群に分けた.従来のバスタオルを利用した温罨法に比べ,小豆を使ったものは皮膚温,快適性,重量感において勝っていた.終末期の患者,腹部膨満感のある患者には小豆を使った温罨法が適しているが,加熱時間や貼付部位の考慮が必要と思われた.
ISSN:1343-0866
2434-8368
DOI:10.32294/mch.9.1_23