動脈塞栓術にて救命し得た大腸憩室多量出血の1例

大腸憩室からの多量出血は稀であるが時に致命的ある。症例は66歳男性、突然の下血にて当院救急入院された。出血性ショックを繰り返すなかで緊急血管造影を施行し、上行結腸憩室からの出血と診断した。直ちにマイクロカテーテルを使って塞栓術を施行し、止血に成功した。血管造影による迅速な診断とマイクロカテーテルによる塞栓術は本例のような出血例では安全かつ有効と考えられた。...

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Published in松江市立病院医学雑誌 Vol. 3; no. 1; pp. 31 - 34
Main Authors 謝花, 正信, 守谷, 美穂子, 堀, 郁子, 勝葉, 二三, 小山, 広子, 生田, 浩司, 奥村, 剛清, 吉村, 禎二, 河野, 通盛, 堀, 浩太郎, 星野, 潮, 佐伯, 俊哉, 山田, 稔
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 松江市立病院 1999
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Summary:大腸憩室からの多量出血は稀であるが時に致命的ある。症例は66歳男性、突然の下血にて当院救急入院された。出血性ショックを繰り返すなかで緊急血管造影を施行し、上行結腸憩室からの出血と診断した。直ちにマイクロカテーテルを使って塞栓術を施行し、止血に成功した。血管造影による迅速な診断とマイクロカテーテルによる塞栓術は本例のような出血例では安全かつ有効と考えられた。
ISSN:1343-0866
2434-8368
DOI:10.32294/mch.3.1_31