日本語版Attitudes toward Health Care Teams Scaleの信頼性・妥当性の検証
【目的】Attitudes toward Health Care Teams Scaleの日本語版の信頼性と妥当性を検証する。【方法】北海道内の1病院に勤務する看護職194名を対象とした。2012年2月に2週間の間隔を空けて,同一対象者に2度の質問紙調査を行った。各項目の評価は回答の偏り,IT相関分析,GP分析等により行った。構成概念妥当性は探索的因子分析,信頼性はα係数と級内相関係数により検討した。【結果】94名を分析対象者とした。各項目の評価および探索的因子分析等の結果から,5項目を除外した9項目1因子が抽出された。α係数は0.90,各回調査の合計得点の級内相関係数は0.65であった。【結...
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Published in | 日本保健医療福祉連携教育学会学術誌・保健医療福祉連携 Vol. 5; no. 1; pp. 21 - 27 |
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Main Authors | , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本保健医療福祉連携教育学会
2012
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Subjects | |
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ISSN | 1883-6380 2434-4842 |
DOI | 10.32217/jaipe.5.1_21 |
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Summary: | 【目的】Attitudes toward Health Care Teams Scaleの日本語版の信頼性と妥当性を検証する。【方法】北海道内の1病院に勤務する看護職194名を対象とした。2012年2月に2週間の間隔を空けて,同一対象者に2度の質問紙調査を行った。各項目の評価は回答の偏り,IT相関分析,GP分析等により行った。構成概念妥当性は探索的因子分析,信頼性はα係数と級内相関係数により検討した。【結果】94名を分析対象者とした。各項目の評価および探索的因子分析等の結果から,5項目を除外した9項目1因子が抽出された。α係数は0.90,各回調査の合計得点の級内相関係数は0.65であった。【結論】日本語版AHCTSは,構成概念妥当性と信頼性を概ね確保できた。今後,複数の医療機関及び多様な職種を含む対象において妥当性,信頼性を再検証する必要がある。 |
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ISSN: | 1883-6380 2434-4842 |
DOI: | 10.32217/jaipe.5.1_21 |