地域在住高齢者を対象とした運動介入の効果検証 鹿児島市における二次予防事業の統計分析
〔目的〕当研究は,二次予防事業の効果および評価方法を,身体面,精神面および生活面から検証した.〔対象〕鹿児島市の地域在住高齢者232名(平均年齢,76.7 ± 5.8歳).〔方法〕運動介入を週2回,計24回行い,運動機能検査,アンケート調査および基本チェックリストによる調査を介入前後,1年後にアンケート追跡調査を行った.それらの結果を対応のあるt検定およびWilcoxonの順位和検定にて分析した.〔結果〕運動機能検査,精神面および生活面において有意な向上を示した.〔結語〕多角的側面への運動効果が統計上示されたが,より明確な効果判定の指標として,5 m歩行時間と開眼片脚立位を用いた具体的到達目標...
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Published in | 理学療法科学 Vol. 29; no. 5; pp. 739 - 743 |
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Main Authors | , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
理学療法科学学会
2014
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Subjects | |
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Summary: | 〔目的〕当研究は,二次予防事業の効果および評価方法を,身体面,精神面および生活面から検証した.〔対象〕鹿児島市の地域在住高齢者232名(平均年齢,76.7 ± 5.8歳).〔方法〕運動介入を週2回,計24回行い,運動機能検査,アンケート調査および基本チェックリストによる調査を介入前後,1年後にアンケート追跡調査を行った.それらの結果を対応のあるt検定およびWilcoxonの順位和検定にて分析した.〔結果〕運動機能検査,精神面および生活面において有意な向上を示した.〔結語〕多角的側面への運動効果が統計上示されたが,より明確な効果判定の指標として,5 m歩行時間と開眼片脚立位を用いた具体的到達目標値の検討が今後の課題に残った. |
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ISSN: | 1341-1667 2434-2807 |
DOI: | 10.1589/rika.29.739 |