糖尿病療養指導における運動療法の指導方法の違いによる動機づけ効果の検証 講義型と体験型の比較
〔目的〕糖尿病の運動指導で指導方法によって得られる効果(運動の動機づけ)の違いを明らかにすること.〔対象と方法〕対象は当院で開催した糖尿病教室,糖尿病啓発イベントに参加した糖尿病患者50名とした.糖尿病教室(講義型35名),糖尿病啓発イベント(体験型15名)の参加者を対象とした.運動に関する動機づけのアンケート(BREQ-2)を行い指導前後で比較した.〔結果〕講義型では内発的動機づけとともに自己決定的でない調整スタイルが改善し,体験型では自己決定的でない調整スタイルは改善せず,より自律的な調整スタイルが改善した.〔結語〕開催形式の違いにより異なる運動の動機づけ調整スタイルの改善が得られることが...
Saved in:
Published in | 理学療法科学 Vol. 34; no. 6; pp. 789 - 792 |
---|---|
Main Author | |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
理学療法科学学会
2019
|
Subjects | |
Online Access | Get full text |
Cover
Loading…
Summary: | 〔目的〕糖尿病の運動指導で指導方法によって得られる効果(運動の動機づけ)の違いを明らかにすること.〔対象と方法〕対象は当院で開催した糖尿病教室,糖尿病啓発イベントに参加した糖尿病患者50名とした.糖尿病教室(講義型35名),糖尿病啓発イベント(体験型15名)の参加者を対象とした.運動に関する動機づけのアンケート(BREQ-2)を行い指導前後で比較した.〔結果〕講義型では内発的動機づけとともに自己決定的でない調整スタイルが改善し,体験型では自己決定的でない調整スタイルは改善せず,より自律的な調整スタイルが改善した.〔結語〕開催形式の違いにより異なる運動の動機づけ調整スタイルの改善が得られることが示唆された. |
---|---|
ISSN: | 1341-1667 2434-2807 |
DOI: | 10.1589/rika.34.789 |