1.薬剤障害:polypharmacyや抗凝固薬,睡眠薬,first dose effect,降圧薬による徐脈や失神

救急医療の現場において,受診患者の高齢化に伴い,内科系基礎疾患の存在が重要である.現在,polypharmacy(ポリファーマシー)の問題もあり,病歴において,その薬剤歴を確認することは必須である.外傷であっても,その受傷機転に内因性内科系疾患や薬剤が関与していることも多い.なかでも,抗凝固薬,睡眠薬ならびに降圧薬は,長期予後やQOL(quality of life)を改善させる目的で処方されていることが多いため,その使用方法や注意点について述べる....

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in日本内科学会雑誌 Vol. 108; no. 12; pp. 2435 - 2442
Main Author 牛越, 博昭
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本内科学会 10.12.2019
Subjects
Online AccessGet full text
ISSN0021-5384
1883-2083
DOI10.2169/naika.108.2435

Cover

More Information
Summary:救急医療の現場において,受診患者の高齢化に伴い,内科系基礎疾患の存在が重要である.現在,polypharmacy(ポリファーマシー)の問題もあり,病歴において,その薬剤歴を確認することは必須である.外傷であっても,その受傷機転に内因性内科系疾患や薬剤が関与していることも多い.なかでも,抗凝固薬,睡眠薬ならびに降圧薬は,長期予後やQOL(quality of life)を改善させる目的で処方されていることが多いため,その使用方法や注意点について述べる.
ISSN:0021-5384
1883-2083
DOI:10.2169/naika.108.2435