VII.エマージェンシーとしてのアレルギー疾患

アレルギー疾患には,気管支喘息発作やアナフィラキシーショックのように救急対応を必要とする疾患がある.その対応は,直ちに症状などから重症度を把握し,それに応じた治療を適切に素早く行うことであり,普段からガイドラインを理解し,治療手順に習熟しておく.喘息死は近年,急激に減少したが,依然,年間約1,500人死亡している.その防止には,発作時の適切な対処とともに,普段から良好なコントロール状態に保つことが重要である....

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Published in日本内科学会雑誌 Vol. 105; no. 10; pp. 1975 - 1982
Main Author 土橋, 邦生
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本内科学会 2016
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Summary:アレルギー疾患には,気管支喘息発作やアナフィラキシーショックのように救急対応を必要とする疾患がある.その対応は,直ちに症状などから重症度を把握し,それに応じた治療を適切に素早く行うことであり,普段からガイドラインを理解し,治療手順に習熟しておく.喘息死は近年,急激に減少したが,依然,年間約1,500人死亡している.その防止には,発作時の適切な対処とともに,普段から良好なコントロール状態に保つことが重要である.
ISSN:0021-5384
1883-2083
DOI:10.2169/naika.105.1975