2.環境的要因

関節リウマチの病因は,近年の遺伝子解析の進歩で様々な遺伝子の関与が明らかにされつつあるが,遺伝因子よりも病因への関与度が高い環境因子については,未だに不明な点が多い.環境因子のなかでも古くより感染性病原体の関連が示唆されており,今なお有力なものであるが,現在最もエビデンスレベルの高い環境因子は,喫煙である.本章では,これらの環境因子を含め,関節リウマチの発症機序についても概説する....

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Published in日本内科学会雑誌 Vol. 101; no. 10; pp. 2824 - 2829
Main Author 川人, 豊
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本内科学会 2012
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Summary:関節リウマチの病因は,近年の遺伝子解析の進歩で様々な遺伝子の関与が明らかにされつつあるが,遺伝因子よりも病因への関与度が高い環境因子については,未だに不明な点が多い.環境因子のなかでも古くより感染性病原体の関連が示唆されており,今なお有力なものであるが,現在最もエビデンスレベルの高い環境因子は,喫煙である.本章では,これらの環境因子を含め,関節リウマチの発症機序についても概説する.
ISSN:0021-5384
1883-2083
DOI:10.2169/naika.101.2824