クロレラ中のフェオフォルバイド量の保存条件による変化

クロロフィラーゼ (CHL) 活性度の異なる3種のクロレラ錠を用いて温度, 湿度及び光などの条件を変えて一定期間保存しそれぞれのフェオフォルバイド (PB) 生成量に及ぼす影響を検討した. 高温高湿 (30°, 75%) の条件下ではPB量は30日間で2~10倍増加し, その増加速度は保存当初CHL活性度が高いものほど大きかった. それぞれの保存条件について検討した結果, 湿度と温度は保存中のPB量の増加に大きく影響を及ぼした. 一方, 光はそれほど影響しなかった....

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Published in食品衛生学雑誌 Vol. 29; no. 6; pp. 423 - 426_1
Main Authors 石原, 祐治, 山浦, 由郎, 宮川, あし子, 前沢, 久
Format Journal Article
LanguageEnglish
Published 公益社団法人 日本食品衛生学会 01.12.1988
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Summary:クロロフィラーゼ (CHL) 活性度の異なる3種のクロレラ錠を用いて温度, 湿度及び光などの条件を変えて一定期間保存しそれぞれのフェオフォルバイド (PB) 生成量に及ぼす影響を検討した. 高温高湿 (30°, 75%) の条件下ではPB量は30日間で2~10倍増加し, その増加速度は保存当初CHL活性度が高いものほど大きかった. それぞれの保存条件について検討した結果, 湿度と温度は保存中のPB量の増加に大きく影響を及ぼした. 一方, 光はそれほど影響しなかった.
ISSN:0015-6426
1882-1006
DOI:10.3358/shokueishi.29.423