蛍光検出器を用いた高速液体クロマトグラフィーによる鶏肉中デコキネートの定量法

鶏肉中のデコキネート残留量を蛍光検出器付高速液体クロマトグラフィー (HPLC) により測定する方法を検討した. 試料にメタノールークロロホルム混液を加えホモジナイズし遠心分離した後, 上澄液を減圧濃縮し次いで酢酸エチルと分配した後, 酢酸エチル層を蒸発乾固し残渣をクロロホルムに溶解しHPLCに供した. カラムは Zorbax ODS, 移動相は, 0.001M塩化カルシウム-メタノール-水 (9:1) 混液, 検出は励起波長326nm, 蛍光波長384nmで行った. 回収率は, 0.01, 0.05及び0.5ppm添加でそれぞれ94.0, 99.0及び97.4%であり検出限界は1ngであった...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in食品衛生学雑誌 Vol. 25; no. 2; pp. 163 - 167_1
Main Authors 永田, 知子, 佐伯, 政信, 中沢, 裕之, 藤田, 昌彦, 高畠, 英伍
Format Journal Article
LanguageEnglish
Published 公益社団法人 日本食品衛生学会 01.04.1984
Subjects
Online AccessGet full text

Cover

Loading…
More Information
Summary:鶏肉中のデコキネート残留量を蛍光検出器付高速液体クロマトグラフィー (HPLC) により測定する方法を検討した. 試料にメタノールークロロホルム混液を加えホモジナイズし遠心分離した後, 上澄液を減圧濃縮し次いで酢酸エチルと分配した後, 酢酸エチル層を蒸発乾固し残渣をクロロホルムに溶解しHPLCに供した. カラムは Zorbax ODS, 移動相は, 0.001M塩化カルシウム-メタノール-水 (9:1) 混液, 検出は励起波長326nm, 蛍光波長384nmで行った. 回収率は, 0.01, 0.05及び0.5ppm添加でそれぞれ94.0, 99.0及び97.4%であり検出限界は1ngであった.
ISSN:0015-6426
1882-1006
DOI:10.3358/shokueishi.25.163