健常成人男性における段差昇降動作が静的・動的立位バランスに及ぼす影響

[目的]段差高が昇降動作後の立位バランスに及ぼす影響を調査した． [対象と方法] 対象は健常男性21名とし，段差高10cm，20cmの昇降台を使用した．昇降動作を課題とし，その前後の静的・動的立位バランスを検討項目とした．静的立位バランスには，重心動揺計を用い，動的立位バランスにはFunctional Reach Test（以下 FRT)を用いた．[結果] 段差高20cmでの昇降動作後，前後動揺平均中心が前方へ変位，FRTは数値の増大を認めた． [結語] 段差高20cmでは，段差昇降動作の反復により，下肢筋活動が影響し，重心の前方変位とFRTの数値が増大したと考えられた．...

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Bibliographic Details
Published in国際エクササイズサイエンス学会誌 Vol. 2; no. 2; pp. 73 - 76
Main Authors 酒井, 孝文, 栃尾, 優太, 坂本, 竜司
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 特定非営利活動法人 国際エクササイズサイエンス学会 2019
Subjects
昇降動作
段差高の違い
立位バランス
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ISSN2433-7722
2436-679X
DOI10.51039/ises.2.2_73

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Summary:[目的]段差高が昇降動作後の立位バランスに及ぼす影響を調査した． [対象と方法] 対象は健常男性21名とし，段差高10cm，20cmの昇降台を使用した．昇降動作を課題とし，その前後の静的・動的立位バランスを検討項目とした．静的立位バランスには，重心動揺計を用い，動的立位バランスにはFunctional Reach Test（以下 FRT)を用いた．[結果] 段差高20cmでの昇降動作後，前後動揺平均中心が前方へ変位，FRTは数値の増大を認めた． [結語] 段差高20cmでは，段差昇降動作の反復により，下肢筋活動が影響し，重心の前方変位とFRTの数値が増大したと考えられた．
ISSN:2433-7722
2436-679X
DOI:10.51039/ises.2.2_73