1.貧血の鑑別診断と専門医へ紹介すべき貧血

貧血はさまざまな疾患で認められる病態であり,日常診療で高い頻度で出会う病態である.鉄欠乏性貧血や腎性貧血などそのほとんどは,血液専門医の診療を必要としない貧血であるが,スクリーニング検査で明確な診断が得られない貧血も少なくなく,血液専門医への紹介を考慮するケースも多々ある.そのようなケースでも,専門医への紹介の前にできるだけ体系的に貧血を診断し鑑別することにより,専門医と連携がより効率的となる....

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Bibliographic Details
Published in日本内科学会雑誌 Vol. 101; no. 7; pp. 1913 - 1918
Main Author 張替, 秀郎
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本内科学会 2012
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ISSN0021-5384
1883-2083
DOI10.2169/naika.101.1913

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Summary:貧血はさまざまな疾患で認められる病態であり,日常診療で高い頻度で出会う病態である.鉄欠乏性貧血や腎性貧血などそのほとんどは,血液専門医の診療を必要としない貧血であるが,スクリーニング検査で明確な診断が得られない貧血も少なくなく,血液専門医への紹介を考慮するケースも多々ある.そのようなケースでも,専門医への紹介の前にできるだけ体系的に貧血を診断し鑑別することにより,専門医と連携がより効率的となる.
ISSN:0021-5384
1883-2083
DOI:10.2169/naika.101.1913