1.食事療法と生活指導
療養指導の目的は疾病をもつ患者がその疾病と自身の人生において良い経過を辿れるように患者の自己管理能力を上げることである.その手法として近年「エンパワーメント」あるいは「コーチング」といった概念と技法が導入されている.食事療法の実効を上げるには,実際の摂取量の具体的な把握と管理栄養士を含めた継続的なカウンセリングが必要である.適切な運動習慣の会得や禁煙は生活上でとくに留意すべき点であり,飲酒は適量とする....
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Published in | 日本内科学会雑誌 Vol. 101; no. 5; pp. 1340 - 1346 |
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Main Author | |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人 日本内科学会
2012
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Subjects | |
Online Access | Get full text |
ISSN | 0021-5384 1883-2083 |
DOI | 10.2169/naika.101.1340 |
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Summary: | 療養指導の目的は疾病をもつ患者がその疾病と自身の人生において良い経過を辿れるように患者の自己管理能力を上げることである.その手法として近年「エンパワーメント」あるいは「コーチング」といった概念と技法が導入されている.食事療法の実効を上げるには,実際の摂取量の具体的な把握と管理栄養士を含めた継続的なカウンセリングが必要である.適切な運動習慣の会得や禁煙は生活上でとくに留意すべき点であり,飲酒は適量とする. |
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ISSN: | 0021-5384 1883-2083 |
DOI: | 10.2169/naika.101.1340 |