2.特発性正常圧水頭症

診療ガイドラインが出版されて以来,特発性正常圧水頭症はより正しく認識されるようになり,また研究も急速に進んでエビデンスレベルの高い論文も増加してきた.わが国では,多施設前向きコホート研究が行われ,診療ガイドラインの妥当性が確認されたと同時に多くの知見が得られた.また疫学から分子レベルの研究が広く展開されつつある.それを受けて診療ガイドラインは改訂がなされることになった.ここでは改訂版診療ガイドラインにも言及しながら最近のiNPHの診療に関する知見をまとめる....

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Published in日本内科学会雑誌 Vol. 100; no. 8; pp. 2187 - 2194
Main Author 森, 悦朗
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本内科学会 2011
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Summary:診療ガイドラインが出版されて以来,特発性正常圧水頭症はより正しく認識されるようになり,また研究も急速に進んでエビデンスレベルの高い論文も増加してきた.わが国では,多施設前向きコホート研究が行われ,診療ガイドラインの妥当性が確認されたと同時に多くの知見が得られた.また疫学から分子レベルの研究が広く展開されつつある.それを受けて診療ガイドラインは改訂がなされることになった.ここでは改訂版診療ガイドラインにも言及しながら最近のiNPHの診療に関する知見をまとめる.
ISSN:0021-5384
1883-2083
DOI:10.2169/naika.100.2187