ポリプロピレン製容器中の揮発性成分について

市販ポリプロピレン (PP) 製容器中の揮発性成分について実態調査を行った. PPからは炭素数 6 (C6) の飽和炭化水素あるいは炭素数 7 (C7) の飽和炭化水素のいずれかが検出され, C6が検出されたものはn-ヘキサンのみ検出されたものが多く, C7の場合はほとんどの検体から2-メチルヘキサン, 3-メチルヘキサン, n-ヘプタン, メチルシクロヘキサンが検出された. C6の含有量は15~61ppm, C7は34~343ppmであった. またこれら炭化水素の含有量と臭気の関連についても検討した....

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Published in食品衛生学雑誌 Vol. 22; no. 5; pp. 386 - 390_1
Main Authors 加藤, クニ, 長田, 幸郎, 中岡, 正吉, 池田, 陽男
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本食品衛生学会 01.10.1981
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Summary:市販ポリプロピレン (PP) 製容器中の揮発性成分について実態調査を行った. PPからは炭素数 6 (C6) の飽和炭化水素あるいは炭素数 7 (C7) の飽和炭化水素のいずれかが検出され, C6が検出されたものはn-ヘキサンのみ検出されたものが多く, C7の場合はほとんどの検体から2-メチルヘキサン, 3-メチルヘキサン, n-ヘプタン, メチルシクロヘキサンが検出された. C6の含有量は15~61ppm, C7は34~343ppmであった. またこれら炭化水素の含有量と臭気の関連についても検討した.
ISSN:0015-6426
1882-1006
DOI:10.3358/shokueishi.22.386