I.自己免疫性脳症を見極めるための神経徴候
一部の自己免疫性脳症と精神疾患は臨床徴候が類似することが多く,しばしば誤って診断されている.従来の神経診察法のみで正確に診断することは難しく,脳がびまん性に障害された場合の神経徴候を理解するという視点が必要である.見極めるためには詳細な問診と神経診察が重要であり,SPECT(single photon emission computed tomography),甲状腺自己抗体ならびに抗GluR抗体測定が診断に有用である....
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Published in | 日本内科学会雑誌 Vol. 106; no. 8; pp. 1542 - 1549 |
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Main Authors | , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人 日本内科学会
10.08.2017
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Subjects | |
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ISSN | 0021-5384 1883-2083 |
DOI | 10.2169/naika.106.1542 |
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Summary: | 一部の自己免疫性脳症と精神疾患は臨床徴候が類似することが多く,しばしば誤って診断されている.従来の神経診察法のみで正確に診断することは難しく,脳がびまん性に障害された場合の神経徴候を理解するという視点が必要である.見極めるためには詳細な問診と神経診察が重要であり,SPECT(single photon emission computed tomography),甲状腺自己抗体ならびに抗GluR抗体測定が診断に有用である. |
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ISSN: | 0021-5384 1883-2083 |
DOI: | 10.2169/naika.106.1542 |