不規則外力に対する加速度記録からの最大応答変位推定
メンテナンスや既設構造物の性能評価において,荷重が加わった際の変位応答値は重要な指標である.しかし,一般に,変位計測は固定点を要するため,土木構造物のスケールで常時実施するのは困難であるか高費用であって,多くの構造物に対して幅広く適用するには限界がある.本研究では,設置が容易な加速度計測に基づく最大変位推定の実現を目的として, 1自由度系を対象とした不規則振動理論に基づく加速度計測からの最大応答変位ならびに構造パラメータの推定法を構築し,数値例ならびに明石海峡大橋における実測例によってその精度・有効性を検証した....
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Published in | 土木学会論文集A Vol. 66; no. 3; pp. 477 - 490 |
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Main Authors | , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
公益社団法人 土木学会
2010
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Summary: | メンテナンスや既設構造物の性能評価において,荷重が加わった際の変位応答値は重要な指標である.しかし,一般に,変位計測は固定点を要するため,土木構造物のスケールで常時実施するのは困難であるか高費用であって,多くの構造物に対して幅広く適用するには限界がある.本研究では,設置が容易な加速度計測に基づく最大変位推定の実現を目的として, 1自由度系を対象とした不規則振動理論に基づく加速度計測からの最大応答変位ならびに構造パラメータの推定法を構築し,数値例ならびに明石海峡大橋における実測例によってその精度・有効性を検証した. |
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ISSN: | 1880-6023 |
DOI: | 10.2208/jsceja.66.477 |