シーケンシング反応における鋳型DNA微量時の反応条件の検討
プラスチック容器壁に一本鎖鋳型DNAが吸着する現象を見いだした. サンガー法によるシーケンシング反応では, 鋳型DNA量が微量のときにはこの吸着の影響が顕著に現れる. プラスチック容器壁へのDNA吸着量は単位接触面積当り2fmol/mm2であった. ポリオキシエチレン (20) ソルビタンモノラウレートを反応液に添加することにより, DNA吸着量を低減できた. この方法によりわずか0.05pmol鋳型DNAからも解析可能なDNA断片群を調製できた....
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Published in | 生物物理化学 Vol. 35; no. 1; pp. 49 - 52 |
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Main Authors | , , |
Format | Journal Article |
Language | English |
Published |
日本電気泳動学会
1991
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Summary: | プラスチック容器壁に一本鎖鋳型DNAが吸着する現象を見いだした. サンガー法によるシーケンシング反応では, 鋳型DNA量が微量のときにはこの吸着の影響が顕著に現れる. プラスチック容器壁へのDNA吸着量は単位接触面積当り2fmol/mm2であった. ポリオキシエチレン (20) ソルビタンモノラウレートを反応液に添加することにより, DNA吸着量を低減できた. この方法によりわずか0.05pmol鋳型DNAからも解析可能なDNA断片群を調製できた. |
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ISSN: | 0031-9082 1349-9785 |
DOI: | 10.2198/sbk.35.49 |