IV.新型コロナワクチンの現状と今後の展望

2021年2月に始まった本邦における新型コロナワクチンの接種回数は累計約3億回となり,高齢者の90%以上が3回の接種を終えた.この間より多くの安全性データが蓄積した他,変異株に対する有効性や長期的な有効性に注目が集まっている.2022年に入り,4回目の接種が開始され,二つの新しいワクチンが薬事承認された他,新たな国産ワクチンの開発・申請が控えている.ウイルスの進化と共に日々変化するワクチン関連情報を俯瞰する....

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Bibliographic Details
Published in日本内科学会雑誌 Vol. 111; no. 11; pp. 2252 - 2260
Main Authors 齋藤, 真, 四柳, 宏
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本内科学会 10.11.2022
Subjects
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ISSN0021-5384
1883-2083
DOI10.2169/naika.111.2252

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Summary:2021年2月に始まった本邦における新型コロナワクチンの接種回数は累計約3億回となり,高齢者の90%以上が3回の接種を終えた.この間より多くの安全性データが蓄積した他,変異株に対する有効性や長期的な有効性に注目が集まっている.2022年に入り,4回目の接種が開始され,二つの新しいワクチンが薬事承認された他,新たな国産ワクチンの開発・申請が控えている.ウイルスの進化と共に日々変化するワクチン関連情報を俯瞰する.
ISSN:0021-5384
1883-2083
DOI:10.2169/naika.111.2252