2.身体活動性の重要性とその向上法
慢性閉塞性肺疾患(chronic obstructive pulmonary disease:COPD)における身体活動性は近年注目されている新たな指標であり,その維持・向上は極めて重要である.適切な評価にはデータの再現性確保が重要で,加速度計を用い,天候や休日,季節,測定日数などの影響を考慮することが必要である.現時点では,身体活動性向上のための有効な医療介入法は確立されてはいないが,薬物療法,呼吸リハビリテーション(呼吸リハ),モチベーション向上などを含めた複合的介入が重要と考えられる....
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Published in | 日本内科学会雑誌 Vol. 105; no. 6; pp. 963 - 969 |
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Main Author | |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人 日本内科学会
2016
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Subjects | |
Online Access | Get full text |
ISSN | 0021-5384 1883-2083 |
DOI | 10.2169/naika.105.963 |
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Summary: | 慢性閉塞性肺疾患(chronic obstructive pulmonary disease:COPD)における身体活動性は近年注目されている新たな指標であり,その維持・向上は極めて重要である.適切な評価にはデータの再現性確保が重要で,加速度計を用い,天候や休日,季節,測定日数などの影響を考慮することが必要である.現時点では,身体活動性向上のための有効な医療介入法は確立されてはいないが,薬物療法,呼吸リハビリテーション(呼吸リハ),モチベーション向上などを含めた複合的介入が重要と考えられる. |
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ISSN: | 0021-5384 1883-2083 |
DOI: | 10.2169/naika.105.963 |