臨床実習における理学療法学生のコミュニケーション技術の特徴 理学療法専門学校における考察

〔目的〕理学療法学生が臨床実習において,どのようなコミュニケーション技術を体験しているのか明らかにすることを目的とした.〔対象〕K専門学校理学療法学科生102人とした.〔方法〕コミュニケーション成立要因,不成立要因,改善点について自由記述形式のアンケート調査を実施した.分析は,Burnardの内容分析手法を用いた.〔結果〕学生が体験しているコミュニケーション成立の要因は,送り手である学生側の自分の態度,受け手である患者側の状況,そしてメッセージやチャンネルに関連する話題,話し方,非言語的コミュニケーション,時間の共有のカテゴリに分類できた.〔結語〕臨床実習で体験しているコミュニケーション技術を...

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Published in理学療法科学 Vol. 28; no. 1; pp. 7 - 14
Main Authors 小枝, 美由紀, 小枝, 允耶, 沖田, 任弘, 井上, 由里, 二重作, 清子, 柿花, 宏信, 成瀬, 進, 田川, 雄一, 高見, 栄喜, 小枝, 英輝
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 理学療法科学学会 20.02.2013
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ISSN1341-1667
2434-2807
DOI10.1589/rika.28.7

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Summary:〔目的〕理学療法学生が臨床実習において,どのようなコミュニケーション技術を体験しているのか明らかにすることを目的とした.〔対象〕K専門学校理学療法学科生102人とした.〔方法〕コミュニケーション成立要因,不成立要因,改善点について自由記述形式のアンケート調査を実施した.分析は,Burnardの内容分析手法を用いた.〔結果〕学生が体験しているコミュニケーション成立の要因は,送り手である学生側の自分の態度,受け手である患者側の状況,そしてメッセージやチャンネルに関連する話題,話し方,非言語的コミュニケーション,時間の共有のカテゴリに分類できた.〔結語〕臨床実習で体験しているコミュニケーション技術を参考に,学生のコミュニケーション技術の学習支援の方向を具体化することは有用である.
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.28.7