2.ガイドラインに基づく肺炎診療の適応と実際

肺炎に関するガイドラインは国内外に多数あるが,各国の医療事情,検査法,抗菌薬の種類と用法・用量の違いから,本邦のものを用いるべきである.原因菌や宿主の免疫状態・基礎疾患の違いから市中肺炎と院内肺炎とを区別する必要があり,初診時迅速検査で原因微生物を同定できない場合には,ガイドラインに従ってエンピリック治療を行うと治療成功率が高い.ガイドラインを一読して基礎知識を習得し,抗菌薬の適正使用に努めていただきたい....

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Bibliographic Details
Published in日本内科学会雑誌 Vol. 99; no. 11; pp. 2721 - 2728
Main Author 三木, 誠
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本内科学会 2010
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ISSN0021-5384
1883-2083
DOI10.2169/naika.99.2721

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Summary:肺炎に関するガイドラインは国内外に多数あるが,各国の医療事情,検査法,抗菌薬の種類と用法・用量の違いから,本邦のものを用いるべきである.原因菌や宿主の免疫状態・基礎疾患の違いから市中肺炎と院内肺炎とを区別する必要があり,初診時迅速検査で原因微生物を同定できない場合には,ガイドラインに従ってエンピリック治療を行うと治療成功率が高い.ガイドラインを一読して基礎知識を習得し,抗菌薬の適正使用に努めていただきたい.
ISSN:0021-5384
1883-2083
DOI:10.2169/naika.99.2721