女性麻酔科医の現況に関する調査研究: 続報—社会的性別意識と育児負担
女性麻酔科医 (331名) と男性麻酔科医 (300名) を対象に, 「女性麻酔科医が仕事をするうえでの障害, 特に社会的性別意識と育児負担」 について, アンケート調査を実施した. その結果, 「3歳までは母親がそばにいて育てた方がよい」 という『3歳児神話』について, 女性麻酔科医の39.5%, 男性麻酔科医の46.4%が 「気になる」 と回答した. また, 女性の育児負担は非常に大きく, 育児支援体制はまだ不十分と思われた. このような状況で女性麻酔科医が仕事を継続するためには, パートタイム制度や託児所以外の育児支援制度, 適正な労働報酬などが必要とされていた....
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Published in | 日本臨床麻酔学会誌 Vol. 26; no. 4; pp. 418 - 428 |
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Main Authors | , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本臨床麻酔学会
2006
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Subjects | |
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Summary: | 女性麻酔科医 (331名) と男性麻酔科医 (300名) を対象に, 「女性麻酔科医が仕事をするうえでの障害, 特に社会的性別意識と育児負担」 について, アンケート調査を実施した. その結果, 「3歳までは母親がそばにいて育てた方がよい」 という『3歳児神話』について, 女性麻酔科医の39.5%, 男性麻酔科医の46.4%が 「気になる」 と回答した. また, 女性の育児負担は非常に大きく, 育児支援体制はまだ不十分と思われた. このような状況で女性麻酔科医が仕事を継続するためには, パートタイム制度や託児所以外の育児支援制度, 適正な労働報酬などが必要とされていた. |
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ISSN: | 0285-4945 1349-9149 |
DOI: | 10.2199/jjsca.26.418 |