2.心サルコイドーシス

サルコイドーシスの診断ガイドラインには2006年に策定された日本サルコイドーシス/肉芽腫性疾患学会によるものと厚生労働省の特定疾患の呼吸器系疾患調査研究班(びまん性肺疾患)の策定した認定基準とある.心内膜下生検や血液バイオマーカー,画像診断により診断するが,最近FDG-PET,心臓MRIの有用性が報告されている.また新しい疾患概念として孤発性心サルコイドーシス症が注目されている.治療は薬物療法としてはステロイドが主であり,ペースメーカー療法やICD(implantable cardioverter defibrillator)などデバイス治療も行われる....

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Published in日本内科学会雑誌 Vol. 103; no. 2; pp. 299 - 308
Main Authors 手塚, 大介, 磯部, 光章
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本内科学会 2014
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ISSN0021-5384
1883-2083
DOI10.2169/naika.103.299

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Summary:サルコイドーシスの診断ガイドラインには2006年に策定された日本サルコイドーシス/肉芽腫性疾患学会によるものと厚生労働省の特定疾患の呼吸器系疾患調査研究班(びまん性肺疾患)の策定した認定基準とある.心内膜下生検や血液バイオマーカー,画像診断により診断するが,最近FDG-PET,心臓MRIの有用性が報告されている.また新しい疾患概念として孤発性心サルコイドーシス症が注目されている.治療は薬物療法としてはステロイドが主であり,ペースメーカー療法やICD(implantable cardioverter defibrillator)などデバイス治療も行われる.
ISSN:0021-5384
1883-2083
DOI:10.2169/naika.103.299