4.持続する炎症所見への対応
関節リウマチや膠原病では慢性炎症が重篤な内臓病変や骨破壊を引き起こし患者の生命予後や生活の質(QOL)を悪化させる.しかしこれらの病態に非ステロイド性抗炎症薬やステロイドはかならずしも有効でない.一方,TNFαやIL-6などの炎症性サイトカインを標的とした生物学的製剤が慢性炎症に伴うアミロイドーシスや貧血に対して有効である可能性があり,治療症例の集積が期待される....
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Published in | 日本内科学会雑誌 Vol. 98; no. 10; pp. 2440 - 2445 |
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Main Author | |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人 日本内科学会
2009
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Subjects | |
Online Access | Get full text |
ISSN | 0021-5384 1883-2083 |
DOI | 10.2169/naika.98.2440 |
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Summary: | 関節リウマチや膠原病では慢性炎症が重篤な内臓病変や骨破壊を引き起こし患者の生命予後や生活の質(QOL)を悪化させる.しかしこれらの病態に非ステロイド性抗炎症薬やステロイドはかならずしも有効でない.一方,TNFαやIL-6などの炎症性サイトカインを標的とした生物学的製剤が慢性炎症に伴うアミロイドーシスや貧血に対して有効である可能性があり,治療症例の集積が期待される. |
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ISSN: | 0021-5384 1883-2083 |
DOI: | 10.2169/naika.98.2440 |