全国共用試験CBT問題作成向上に対する学内講習会の効果
全国共用試験におけるCBT (Computer-based Testing) の問題作成技法の向上を目的として, 多肢選択問題作成技法を中心とした学内問題作成ワークショップ (以下WSと略) が30大学で開催され, 問題検討小委員会から講師が派遣された. WSでは, 客観問題作成における留意点およびCBT問題作成における注意点などが講演された後, 出席者全員が問題作成とブラッシュアップの演習を行った. WSの成果を第2回トライアルと第3回トライアルでの問題採択率で比較したところ, WSを開催した30大学では未実施の50大学に比較して有意に採択率の向上が認められた. 問題作成のためのWSがCBT...
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Published in | 医学教育 Vol. 36; no. 1; pp. 11 - 16 |
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Main Authors | , , , , , , , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本医学教育学会
2005
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Subjects | |
Online Access | Get full text |
ISSN | 0386-9644 2185-0453 |
DOI | 10.11307/mededjapan1970.36.11 |
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Summary: | 全国共用試験におけるCBT (Computer-based Testing) の問題作成技法の向上を目的として, 多肢選択問題作成技法を中心とした学内問題作成ワークショップ (以下WSと略) が30大学で開催され, 問題検討小委員会から講師が派遣された. WSでは, 客観問題作成における留意点およびCBT問題作成における注意点などが講演された後, 出席者全員が問題作成とブラッシュアップの演習を行った. WSの成果を第2回トライアルと第3回トライアルでの問題採択率で比較したところ, WSを開催した30大学では未実施の50大学に比較して有意に採択率の向上が認められた. 問題作成のためのWSがCBT問題作成技法の向上に有意義であったと結論できる. |
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ISSN: | 0386-9644 2185-0453 |
DOI: | 10.11307/mededjapan1970.36.11 |