けい光X線分析による食品中のサッカリンナトリウムの定量

サッカリンナトリウムがその分子中にイオウ原子を含有している点に着目し, けい光X線分析装置を用いる分析法の基礎的条件ならびに食品中のサッカリンナトリウムの定量法について検討した. 前処理方法としては常法に従ってロ紙クロマトグラフィーを行い, そのスポット部分を切り取ってけい光X線分析を行う. 本法は比較的精度よく迅速に定量することができ, 添加回収率は98~104%であった....

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Published in食品衛生学雑誌 Vol. 16; no. 1; pp. 7 - 10_1
Main Authors 山田, 利治, 和田, 裕, 中岡, 正吉
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本食品衛生学会 01.02.1975
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ISSN0015-6426
1882-1006
DOI10.3358/shokueishi.16.7

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Summary:サッカリンナトリウムがその分子中にイオウ原子を含有している点に着目し, けい光X線分析装置を用いる分析法の基礎的条件ならびに食品中のサッカリンナトリウムの定量法について検討した. 前処理方法としては常法に従ってロ紙クロマトグラフィーを行い, そのスポット部分を切り取ってけい光X線分析を行う. 本法は比較的精度よく迅速に定量することができ, 添加回収率は98~104%であった.
ISSN:0015-6426
1882-1006
DOI:10.3358/shokueishi.16.7