小児科領域におけるCefotaximeの基礎的・臨床的研究
Cefotaximeを生後21日より16歳までの小児感染症27例に投与し, その薬剤感受性, 血中・髄液中濃度, 臨床効果につき検討した。 Cefotaxime 12.5mg/kgおよび25mg/kgをone shot静注後30分の平均血中濃度はそれぞれ27.83μg/mlおよび56μg/mlであった。また, 本剤の髄液中への移行を示唆する成績を得た。 本剤を単独で使用出来た18例での総合効果判定の結果は著効12例, 有効5例, 判定不能1例で有効率100%というきわめてすばらしい成績であった。 副作用は1例も認められず, 安全性も高いものと思われた。...
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Published in | CHEMOTHERAPY Vol. 28; no. Supplement1; pp. 500 - 508 |
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Main Authors | , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
公益社団法人 日本化学療法学会
1980
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Online Access | Get full text |
ISSN | 0009-3165 1884-5894 |
DOI | 10.11250/chemotherapy1953.28.Supplement1_500 |
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Summary: | Cefotaximeを生後21日より16歳までの小児感染症27例に投与し, その薬剤感受性, 血中・髄液中濃度, 臨床効果につき検討した。 Cefotaxime 12.5mg/kgおよび25mg/kgをone shot静注後30分の平均血中濃度はそれぞれ27.83μg/mlおよび56μg/mlであった。また, 本剤の髄液中への移行を示唆する成績を得た。 本剤を単独で使用出来た18例での総合効果判定の結果は著効12例, 有効5例, 判定不能1例で有効率100%というきわめてすばらしい成績であった。 副作用は1例も認められず, 安全性も高いものと思われた。 |
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ISSN: | 0009-3165 1884-5894 |
DOI: | 10.11250/chemotherapy1953.28.Supplement1_500 |