最小侵襲腰椎後方椎体間固定術における4.5mmロッド,超low profile椎弓根スクリュウの使用経験
脊椎固定術に,傍脊柱筋のダメージを軽減するため,低侵襲手術(LIS)の必要性が問われるようになり,tube retractorを使用した低侵襲腰椎椎体間固定術が広まってきた.我々もこの方法を導入し腰椎固定術の低侵襲化をはかってきた.次に,より傍脊柱筋のダメージを軽減するため4.5mmロッド,超low profile椎弓根スクリュウ(PS)を使用したLIS-TLIFを行った.2006年9月より4.5mmロッド,low profile PSを使用したLIS-TLIFを行った10例を対象とした.4.5mmロッドシステムを腰椎変性疾患に使用した成績の報告はないため,活動性を考え,全員女性,60歳以上と...
Saved in:
Published in | 整形外科と災害外科 Vol. 57; no. 4; pp. 681 - 683 |
---|---|
Main Authors | , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
西日本整形・災害外科学会
25.09.2008
|
Subjects | |
Online Access | Get full text |
ISSN | 0037-1033 1349-4333 |
DOI | 10.5035/nishiseisai.57.681 |
Cover
Summary: | 脊椎固定術に,傍脊柱筋のダメージを軽減するため,低侵襲手術(LIS)の必要性が問われるようになり,tube retractorを使用した低侵襲腰椎椎体間固定術が広まってきた.我々もこの方法を導入し腰椎固定術の低侵襲化をはかってきた.次に,より傍脊柱筋のダメージを軽減するため4.5mmロッド,超low profile椎弓根スクリュウ(PS)を使用したLIS-TLIFを行った.2006年9月より4.5mmロッド,low profile PSを使用したLIS-TLIFを行った10例を対象とした.4.5mmロッドシステムを腰椎変性疾患に使用した成績の報告はないため,活動性を考え,全員女性,60歳以上とした.平均年齢69.5歳,平均体重53.2kg,腰椎変性すべり症を対象とした.rod折損等はなく,% slip改善,骨癒合率にも6.0mmロッドシステムと差はなかった.low profileの4.5mmロッドシステムが使えるならば,より大きな低侵襲手術となると思われる. |
---|---|
ISSN: | 0037-1033 1349-4333 |
DOI: | 10.5035/nishiseisai.57.681 |