2.腎症
糖尿病性腎症は,1998年より,我が国の透析療法導入原疾患の第1位であり,その数も年々増加している.従って,腎症の早期診断と適切な治療が重要である.診断には尿アルブミン値の測定が必須であり,微量アルブミン尿(30~299mg/gCr)で早期腎症と診断する.治療法としては,高血糖の是正および糸球体高血圧の是正が重要である.さらに,集約的治療により,remission(寛解),regression(退縮)が期待される....
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Published in | 日本内科学会雑誌 Vol. 98; no. 4; pp. 773 - 778 |
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Main Author | |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人 日本内科学会
2009
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Subjects | |
Online Access | Get full text |
ISSN | 0021-5384 1883-2083 |
DOI | 10.2169/naika.98.773 |
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Summary: | 糖尿病性腎症は,1998年より,我が国の透析療法導入原疾患の第1位であり,その数も年々増加している.従って,腎症の早期診断と適切な治療が重要である.診断には尿アルブミン値の測定が必須であり,微量アルブミン尿(30~299mg/gCr)で早期腎症と診断する.治療法としては,高血糖の是正および糸球体高血圧の是正が重要である.さらに,集約的治療により,remission(寛解),regression(退縮)が期待される. |
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ISSN: | 0021-5384 1883-2083 |
DOI: | 10.2169/naika.98.773 |