顔画像間の濃度特徴を用いた表情認識

本論文では,顔画像間から濃度特徴を抽出し,5つのパターン識別器を用いて表情を判別する方法を提案する.人間の表情表出シーンを目視確認すると,表情筋の動いた方向に対してしわが現れることがわかる.本手法では,しわが頻繁に現れる箇所に対象領域を設定し,ゼロ平均正規化相関に基づく類似度を特徴量として抽出する.また,最近傍法,ランダムフォレスト法,ロジスティック回帰分析法,サポートベクターマシン,ニューラルネットワークの5つのパターン識別器を用いて表情判別を行う方法を提案する,本手法に対する評価実験では,公開されている複数のデータベースに対し,基本6表情の判別を行った....

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Published in知能と情報 Vol. 24; no. 4; pp. 836 - 847
Main Authors 中村, 宗広, 梶原, 祐輔, 村田, 裕章, 木村, 春彦
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本知能情報ファジィ学会 2012
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Summary:本論文では,顔画像間から濃度特徴を抽出し,5つのパターン識別器を用いて表情を判別する方法を提案する.人間の表情表出シーンを目視確認すると,表情筋の動いた方向に対してしわが現れることがわかる.本手法では,しわが頻繁に現れる箇所に対象領域を設定し,ゼロ平均正規化相関に基づく類似度を特徴量として抽出する.また,最近傍法,ランダムフォレスト法,ロジスティック回帰分析法,サポートベクターマシン,ニューラルネットワークの5つのパターン識別器を用いて表情判別を行う方法を提案する,本手法に対する評価実験では,公開されている複数のデータベースに対し,基本6表情の判別を行った.
ISSN:1347-7986
1881-7203
DOI:10.3156/jsoft.24.836