VIII.造血幹細胞移植後の合併症と長期フォローアップ

同種造血幹細胞移植は,骨髄非破壊的前治療や臍帯血移植,HLA半合致移植などの多様化により,高齢者にもその適応が拡がり,実施数は増加してきている.さらに移植片対宿主病や感染症などの合併症に対する治療薬の開発など医療の進歩により,移植後の予後は改善しており,移植後QOLの向上や就労・就学など社会復帰支援といった新たな課題への取り組みから移植後長期フォローアップの重要性が高まっている....

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Published in日本内科学会雑誌 Vol. 111; no. 7; pp. 1392 - 1398
Main Author 西田, 徹也
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本内科学会 10.07.2022
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Summary:同種造血幹細胞移植は,骨髄非破壊的前治療や臍帯血移植,HLA半合致移植などの多様化により,高齢者にもその適応が拡がり,実施数は増加してきている.さらに移植片対宿主病や感染症などの合併症に対する治療薬の開発など医療の進歩により,移植後の予後は改善しており,移植後QOLの向上や就労・就学など社会復帰支援といった新たな課題への取り組みから移植後長期フォローアップの重要性が高まっている.
ISSN:0021-5384
1883-2083
DOI:10.2169/naika.111.1392