3.診断と重症度判定

重症急性膵炎は治療が困難で死亡率が高いため特定疾患治療研究事業の対象疾患として公費負担の受給対象となっている.しかし,重症急性膵炎の救命率は改善し,全国調査で10%以下となったことから,公費負担の対象である重症膵炎を認定する重症度判定基準の改訂が行われ,2008年10月より新しい重症度判定基準に基づいて診療が行われている.これに伴い,ガイドラインにおける重症膵炎の高次施設への搬送基準も改訂された....

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Published in日本内科学会雑誌 Vol. 99; no. 1; pp. 15 - 22
Main Author 武田, 和憲
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本内科学会 2010
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ISSN0021-5384
1883-2083
DOI10.2169/naika.99.15

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Summary:重症急性膵炎は治療が困難で死亡率が高いため特定疾患治療研究事業の対象疾患として公費負担の受給対象となっている.しかし,重症急性膵炎の救命率は改善し,全国調査で10%以下となったことから,公費負担の対象である重症膵炎を認定する重症度判定基準の改訂が行われ,2008年10月より新しい重症度判定基準に基づいて診療が行われている.これに伴い,ガイドラインにおける重症膵炎の高次施設への搬送基準も改訂された.
ISSN:0021-5384
1883-2083
DOI:10.2169/naika.99.15