日本における入浴関連事故の分析—日本救急医学会との共同研究
日本温泉気候物理医学会は日本救急医学会の協力を得て、入浴関連事故を解析した。日本国内の 212の救急救命センターに質問紙を送付し、救急で運ばれてくる入浴関連事故数、事故者の予後、死後の解剖や死後の画像検査を行っているのかどうかを調査した。事故者は全部で 782人であり、特に高齢者で冬期間に多発していた。死後の解剖、画像診断は殆どなされていなかった。入浴関連事故で亡くなる原因疾患の究明には、死後の解剖や画像診断をさらに多くの症例に行うべきである。...
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Published in | 日本温泉気候物理医学会雑誌 Vol. 74; no. 4; pp. 239 - 245 |
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Main Authors | , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人 日本温泉気候物理医学会
2011
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Subjects | |
Online Access | Get full text |
ISSN | 0029-0343 1884-3697 |
DOI | 10.11390/onki.74.239 |
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Summary: | 日本温泉気候物理医学会は日本救急医学会の協力を得て、入浴関連事故を解析した。日本国内の 212の救急救命センターに質問紙を送付し、救急で運ばれてくる入浴関連事故数、事故者の予後、死後の解剖や死後の画像検査を行っているのかどうかを調査した。事故者は全部で 782人であり、特に高齢者で冬期間に多発していた。死後の解剖、画像診断は殆どなされていなかった。入浴関連事故で亡くなる原因疾患の究明には、死後の解剖や画像診断をさらに多くの症例に行うべきである。 |
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ISSN: | 0029-0343 1884-3697 |
DOI: | 10.11390/onki.74.239 |