出穂後葉色値からのコシヒカリ玄米タンパク質含有率の推定

コシヒカリの玄米タンパク質含有率の出穂後葉色からの推定を検討するため,作物研究センター内の施肥条件の異なるほ場で出穂後5日おきに葉色(SPAD値)を測定した.出穂期後10日から15日頃の止葉の葉色値は玄米タンパク質含有率と相関が高く,変動幅も小さかった.この時の葉色値がSPAD値33以下であれば,玄米タンパク質含有率が6.5%(水分15%換算)を超える可能性は低いと考えられた.ただし,稲体が大柄になるような基盤整備後ほ場では推定が当てはまらない場合もあった....

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Published in北陸作物学会報 Vol. 49; pp. 25 - 27
Main Authors 金井, 政人, 佐藤, 徹, 東, 聡志
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 北陸作物・育種学会 2014
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Summary:コシヒカリの玄米タンパク質含有率の出穂後葉色からの推定を検討するため,作物研究センター内の施肥条件の異なるほ場で出穂後5日おきに葉色(SPAD値)を測定した.出穂期後10日から15日頃の止葉の葉色値は玄米タンパク質含有率と相関が高く,変動幅も小さかった.この時の葉色値がSPAD値33以下であれば,玄米タンパク質含有率が6.5%(水分15%換算)を超える可能性は低いと考えられた.ただし,稲体が大柄になるような基盤整備後ほ場では推定が当てはまらない場合もあった.
ISSN:0388-8061
2189-7417
DOI:10.19016/hokurikucs.49.0_25