レーザ変位計を用いた微地形計測装置の開発

本報告ではレーザ変位計を用いた地表面測定装置の開発について報告する。この装置では,レーザ変位計と地表面間の距離を測定することにより,パソコンによる簡易な地表面形状測定と記録が可能となる。製作にさきだち,レーザ変位計の林内土壌に対する適応性を検討するため,土壌を対象とした測定時の計測誤差を求めた。この結果測定範囲全域において,測定誤差は2mm以内であることが明らかになった。また,土壌の湿潤,乾燥による影響は砂,土で認められたが,湿潤による色変化の影響は少ないと判断された。また,試作器を用いた測定の結果,装置の有効性が明らかにされた。...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in森林利用研究会誌 Vol. 10; no. 1; pp. 27 - 33
Main Authors 和田, 陽一, 若松, 博文, 田坂, 聡明, 枝川, 康幸
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 森林利用学会 1995
The Japan Forest Engineering Society
Online AccessGet full text
ISSN0912-960X
2432-5996
DOI10.18945/jjfesold.10.1_27

Cover

More Information
Summary:本報告ではレーザ変位計を用いた地表面測定装置の開発について報告する。この装置では,レーザ変位計と地表面間の距離を測定することにより,パソコンによる簡易な地表面形状測定と記録が可能となる。製作にさきだち,レーザ変位計の林内土壌に対する適応性を検討するため,土壌を対象とした測定時の計測誤差を求めた。この結果測定範囲全域において,測定誤差は2mm以内であることが明らかになった。また,土壌の湿潤,乾燥による影響は砂,土で認められたが,湿潤による色変化の影響は少ないと判断された。また,試作器を用いた測定の結果,装置の有効性が明らかにされた。
ISSN:0912-960X
2432-5996
DOI:10.18945/jjfesold.10.1_27