北陸地域の細粒グライ土でオオムギを多収・高品質とする好適地下水位条件

オオムギは登熟期間に湿害や干ばつを受けると粒肥大が抑制され収量や品質が低下すると考えられる.そこでオオムギの登熟期間の乾湿ストレスを解消し,安定的な収量と品質が確保できる地下水位条件を解析した.北陸地域で広く分布する細粒グライ土を用いたポット試験の結果,地下水位-40〜-45cmにおいて粗子実重,千粒重および粒厚が最も高く,硝子率は最も低くなることを明らかにした....

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Published in北陸作物学会報 Vol. 50; pp. 42 - 45
Main Authors 藤田, 与一, 服部, 誠, 樋口, 泰浩, 川上, 修, 南雲, 芳文, 島田, 信二
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 北陸作物・育種学会 2015
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Summary:オオムギは登熟期間に湿害や干ばつを受けると粒肥大が抑制され収量や品質が低下すると考えられる.そこでオオムギの登熟期間の乾湿ストレスを解消し,安定的な収量と品質が確保できる地下水位条件を解析した.北陸地域で広く分布する細粒グライ土を用いたポット試験の結果,地下水位-40〜-45cmにおいて粗子実重,千粒重および粒厚が最も高く,硝子率は最も低くなることを明らかにした.
ISSN:0388-8061
2189-7417
DOI:10.19016/hokurikucs.50.0_42