保護装置の構成方法を表すための演算子の提案とその適用例
本論文では,安全を確保するための保護装置の構成を演算子を用いて表現することによって,装置機能の構成を明示し,安全上の特性を評価することを提案する.まず,システムの構成を単調な信号伝達の論理構造により示すことにして,その信号伝達過程を表現するために13通りの演算子を提案した.次に,演算子を用いることで,保護装置の安全機能の構成と安全性確保上の特性を論理的に明示できることを適用事例で示した.装置機能が単調な信号伝達に基づいて構成されていると,安全性確保上の特性を含めてその論理構造を本論文で提案する演算子により容易に記述できる.また,装置の構成に否定演算の機能が含まれる場合,安全確保に性能保証上の前...
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Published in | 日本信頼性学会誌 信頼性 Vol. 24; no. 7; pp. 609 - 624 |
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Main Authors | , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本信頼性学会
2002
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Subjects | |
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Summary: | 本論文では,安全を確保するための保護装置の構成を演算子を用いて表現することによって,装置機能の構成を明示し,安全上の特性を評価することを提案する.まず,システムの構成を単調な信号伝達の論理構造により示すことにして,その信号伝達過程を表現するために13通りの演算子を提案した.次に,演算子を用いることで,保護装置の安全機能の構成と安全性確保上の特性を論理的に明示できることを適用事例で示した.装置機能が単調な信号伝達に基づいて構成されていると,安全性確保上の特性を含めてその論理構造を本論文で提案する演算子により容易に記述できる.また,装置の構成に否定演算の機能が含まれる場合,安全確保に性能保証上の前提または限界が含まれることになる.その例とそれへの対処例を事例で示した. |
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ISSN: | 0919-2697 2424-2543 |
DOI: | 10.11348/reajshinrai.24.7_609 |