調達期間の不確実性を考慮した部分バックオーダモデルに関する研究

本研究は品切期間中の需要がバックオーダ(backorders)と遺失販売(lost sales)される状況の下で, 単一段階, 単一品目, 確率的調達期間, 確定的需要をもつ(Q, r)在庫モデルを提示している.このような状況の下で時間に比例するバックオーダ費用と遺失単位当り固定ペナルティー費用を定義することにより平均年間可変費用を表わす目的関数が得られている.平均年間費用を最小化する最適運用政策変数が反復的な解法により算出されている.また, バックオーダ率βが0と1のとき, 本モデルは各々従来の遺失販売とバックオーダモデルに一致する....

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Published in日本経営工学会誌 Vol. 42; no. 5; pp. 338 - 344
Main Authors 金, 正子, 李, 康雨, 春日井, 博
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本経営工学会 15.12.1991
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Summary:本研究は品切期間中の需要がバックオーダ(backorders)と遺失販売(lost sales)される状況の下で, 単一段階, 単一品目, 確率的調達期間, 確定的需要をもつ(Q, r)在庫モデルを提示している.このような状況の下で時間に比例するバックオーダ費用と遺失単位当り固定ペナルティー費用を定義することにより平均年間可変費用を表わす目的関数が得られている.平均年間費用を最小化する最適運用政策変数が反復的な解法により算出されている.また, バックオーダ率βが0と1のとき, 本モデルは各々従来の遺失販売とバックオーダモデルに一致する.
ISSN:0386-4812
2432-9983
DOI:10.11221/jimapre.42.5_338